最近、月岡ツキさんの新刊「今世は母になりません」って本を読みました。
この本はタイトルの通り母にならない、つまり子供を産まない選択をした女性たちをインタビューしてまとめた本となっています。
今回はその本の感想ではありません・・・。
スミマセン(笑)。
感想は別途書きます(たぶんね)。
今回はその本の中で疑問に思うことがあったのでそれを書いていきたいと思います。
では疑問に思ったことは、ある方のお話で「子どもを持たない(持てない)理由」として「社会情勢が悪いから」と挙げている人がいました。
それを読んだとき、ふと疑問が湧いたんです。
「……え、そもそも社会情勢が良かった時なんて、あったっけ?」
景気が良かった時代はあるかもしれないけれど、いつの時代も何かしら「社会情勢が悪い」と感じる出来事は起きていたのではないでしょうか。
上記のことおっしゃっていた方は今産むことへの不安でしたので、ほぼ1995年生まれの私と同じような年代のはず。
※出産適齢期は20代~30代前半くらいなので概ね同じ時代を過ごしている
私が過ごしてきた時代を振り返るだけでも十分ではないでしょうか。
詳しいことは本文に記載しますが私が調べる前に思いつくだけでこれだけ社会情勢が悪かったことを挙げられます。
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誕生時: バブル崩壊後の「失われた世代」突入、阪神・淡路大震災、地下鉄サリン事件(1995年)
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小・中学生時代: 9.11テロとアフガン・イラク戦争、リーマンショック(2008年)
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高校・大学生時代: 東日本大震災(2011年)
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社会人時代: 新型コロナウイルス流行、ウクライナ情勢、中東情勢の緊迫化……
いやー、生まれた時からずっと「大変な時代」ですねえ(笑)。
本当に「社会情勢が良かった時代」なんて存在したのか、戦争・感染症・不景気という視点から、検証していきたいと思います。
ちなみに月岡ツキさんの過去作感想ブログはこちら↓
普段、私はエッセイというジャンルの本をほとんど読まない。 読むのはもっぱら小説や新書、専門書、あるいは実務書だ。 どこかロジックや明確な答えを求めて読書をする傾向があるせいか、他人の日常や内面が綴られたエッセイに対して、お恥ずか[…]
1. 1995年〜現在の「社会情勢が悪い時」
まずは、僕が生まれてから現在までの主な出来事です。
今回の対象は日本に影響があったことだけに絞っています。
| 年代 | 主な出来事(戦争・災害・感染症・不景気) | 日本への影響 |
| 1997年 | アジア通貨危機 / 消費税5%引き上げ | 超氷河期時代の到来、本格的なデフレ社会へ |
| 2001年 | 米同時多発テロ(9.11) / アフガニスタン・イラク戦争 | 世界的な政情不安、株価暴落 |
| 2002〜03年 | SARS(重症急性呼吸器症候群) | アジア経済の停滞 |
| 2008年 | リーマンショック | 世界金融危機、超円高・株安、派遣切り問題 |
| 2011年 | 東日本大震災 | 経済活動の停滞、電力不足、サプライチェーン分断 |
| 2020年〜 | 新型コロナウイルスパンデミック | 行動制限、飲食・観光業への打撃、世界的な物流混乱 |
| 2022年〜 | ウクライナ侵攻・中東情勢緊迫 | 歴史的な原油・資材高騰、急速なインフレと円安 |
いやー、色々てんこ盛りですね(笑)。
僕たちの世代は、平穏だった記憶を探す方が難しいくらい、常に何かしらの危機と隣り合わせでした。
強いて言うなら2010年代後半は安定していた?と言ってもいいのかな?という感じでしょうか。
2. 戦後〜1994年の「社会情勢が悪い時」
「じゃあ、僕が生まれる前(上の世代)は平和で景気が良かったのか?」と思って調べてみましたが、決して平和一色ではありませんでした。
| 年代 | 主な出来事(戦争・災害・感染症・不景気) | 日本への影響 |
| 1950年 | 朝鮮戦争開戦 | 日本のすぐ隣で大規模な戦争が発生 |
| 1957〜58年 | 香港インフルエンザ・アジアインフルエンザ | 日本国内で数千人規模の死者を出す感染症ブーム |
| 1960〜70年代 | ベトナム戦争 / 冷戦構造の緊張 | 世界的な戦争の恐怖、日本国内でも安保闘争など社会不安 |
| 1973・79年 | 第1次・第2次オイルショック | 狂乱物価(トイレットペーパー騒動)、高度経済成長の終焉 |
| 1991年〜 | ガンチチ湾危機(湾岸戦争) / バブル崩壊 | 株価・不動産価格の暴落、長年の不景気の始まり |
上の世代も、核戦争の恐怖や突然の物価高騰、パンデミックなどに怯えていた時期が確実にありました。
ただこの年表だと80年代は悪いことがなかったかなという印象です。
3. 逆に「社会情勢が良かった時」っていつ?
定義を逆にして「戦争がなく、感染症も落ち着いていて、景気が良かった時期」を探すと、確かに存在はします。
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高度経済成長期(1955年〜1973年頃): 三種の神器(テレビ・洗濯機・冷蔵庫)が普及し、給料が毎年上がった時代。
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バブル景気(1986年〜1991年頃): 株価と不動産が空前の高値を記録し、世の中全体が浮かれていた時代。
ただし、これら「良かった時期」にも裏がありました。公害問題が深刻化していたり、激しい労働環境(過労死問題の芽生え)があったり、直後に猛烈な反動(バブル崩壊)が待っていたりと、「完全にノーストレスで未来が100%明るい時代」ではなかったのです。
まとめ:いつの時代も不安はある。だからこそ自分を守る「資産」を持とう
歴史を調べてみて分かったのは、「完璧に社会情勢が良い時代なんて存在しない」ということでした。
※悪いことがなさそうな時ももちろんあります。
どの時代に生きていても、人々は戦争、病気、不景気、災害などの不安を抱えながら、それでもなんとか暮らしてきたわけです。
だから、「社会情勢が良くなったら〇〇しよう(子どもを持とう、挑戦しよう)」と考えていたら、たぶん一生そのタイミングは来ません。
社会情勢は自分ではコントロールできないからです。
じゃあ、僕たちはどうすればいいのか?
個人的な答えは「自分で自分を守る状態を作る=資産を持つこと」だと思っています。
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万が一の転職や無職期間に備える「生活防衛資金(現金)」
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インフレや将来の不安を和らげる「投資・資産運用」
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会社に依存せずに稼げる「スキルや副業」
社会全体が変わるのを待つのではなく、何かあっても困らない「個人の砦」を築くこと。
それが、この不確実な時代を生き抜くための一歩になるはずです。
社会情勢の不安を理由に足踏みしてしまう気持ちも分かります。
でも、まずは自分自身が困らない状態を作ることから始めてみませんか?